2010年 08月 06日
今日のダイビル  最終
前回から1ヶ月以上も空いてしまいました。
取り敢えず 7月8日です。
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この頃は、未だ多少の作業が行われていました。次は、8月6日です。
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外観
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西から東を見る
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西から南東を見る

見事な更地になっていました。作業者は一人も見当たりません。
何の記憶も名残もありません。自然に朽ち果てたならば、草木に覆われ芭蕉の句のごとくに風情も情緒も感じられるのでしょうが、解体撤去という広島原爆のような現代の暴挙には、夏草さえも命を宿す事が許されないような、ガレキを均しつけただけの荒涼とした大地が広がっていました。
北側の囲いの中央部分に建築計画の表示が出ていました。次ぎの工事着手が、来年の2月予定です。完了が25年の2月と出ていました。
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中央の第3期とある中之島ダイビルウエストがそれです。
御他聞に漏れず、低層階を元の本館のレプリカで装い、カーテンウォールのタワーをオッ建てる似て非なる再建です。ビルデザインとしてもブッサイクなモンを作りはります。 ようやるネ!きっと能力の高い設計担当さんナンだろうけど、気の毒に・・・渡辺節さんの空間を頭に置いてのデザインは、大変でしょうね。渡辺節さんは、立派な建築家でしたね。企業の一建築士にそれを求めるのは酷な話ですね。林昌ニさんが、現役だった頃はもっとましな事務所だったのに・・・残念です。

 今回で「今日のダイビル」は、一応最終とさせて戴きます。
約8ヶ月のリポートでしたが、この間道で石を投げつけられる事もなく皆様の寛容さに感謝申し上げます。率直な感想としましては、大いなる虚しさが残りました。一度動き出した建築計画は、容易には変更させられないと言う事を改めて実感しました。だからこそ、これからは計画が動き出す前に、ビルオーナーに働き掛けて、貴重な、価値ある建築文化を誇りを持って守り通して頂くように、微力ながら尽くして行きたいと思っています。
皆様 どうも有難うございました。

平成22年8月6日
萬川建築設計事務所  萬 川 幹 夫
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by dai-bldg | 2010-08-06 11:39


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